腎臓と塩分

腎臓病で塩分を控える理由

腎臓病では、塩分を6g/日以下にする必要があります。

腎臓病で塩分を過剰にとると以下のような反応が起きます。

  • 血圧が上がる
  • 体液が溜まる
  • 腎臓を直接障害する

血圧が上がる

腎臓病では、血圧が上がると腎臓の障害が進みやすくなります。

また腎臓病では心臓や脳の病気になるリスクが数倍に跳ね上がります。

上の血圧を10mmHg下げると、脳出血になるリスクが約40%低下して、心筋梗塞のなるリスクが約20%低下します。

体液が溜まる

腎臓病になると、塩分を上手く尿に出せなくなります。

すると、身体が水分をためてしまい全身がむくみます。

結果、肺がむくむと肺水腫、心臓がむくむと心不全になります。

また、全身がむくんだ状態は、腎臓の血液の流れが滞り、腎臓の障害を進めてしまいます。

腎臓を直接障害する

塩分は血圧やむくみだけでなく、直接腎臓の尿細管という場所を障害する可能性が報告されています。

血圧が高くなければ、塩分は気にしなくても良いと考えられていましたが、塩分を気にする必要があるようです。

日本人は塩分の量が多い

日本人の平均の塩分摂取量は11g/日くらいと言われています。

腎臓病の目標の塩分摂取量は3-6g/日で1/3〜1/2の量に減らす必要があります。

また腎臓病の患者さんでは塩分に対する味覚が低下することが報告されています。

塩分を感じる事が出来ないため、更に塩分の多い食べ物を食べている可能性があります。

塩分はテクニックで減らしていく

塩分を減らす重要性をお伝えしてきました。

残念ながら、塩分を気合で減らすことは難しく、6g/日を達成できる患者さんは1-2割と言われています。

塩分を減らすのは気合では達成できず、テクニックで達成するものです。

例えば、ダシを使う事で味に深みを付けたり、コショウやカレー粉などをかけたり、酢を使って、減塩食の物足りなさを補います。

なかなか料理をする時間がないという方は、通販の減塩料理を宅配サービスで購入することも可能です。